10月21日(晴)
お昼頃にホテルのロビーに迎えに行く。LastのRさんも一緒だ。佐世保バーガーを希望されていたので、老舗のヒカリを考えていたが、残念ながら今日はちょうど定休日。ならばと親族経営だが仲が悪いとの説もあるログキットの方へ向かう。
平日だと思って油断していたが、お昼時もあってか店内は満席。仕方なく店の外にあるテーブルで食べることに。久しぶりにログキットを食べたが、アボカドバーガーはまぁまぁだったかな。
三浦保育園へ移動し、セッティングからリハーサルへ。音が少し鳴るだけでも「おおっ!」となってワクワクしていく。力持ちであるRさんの手伝いもあってとても助かった。
自分に課せられたミッションは、事前に申込をした外部の人を確認する受付業務とビデオ撮影業務。今回は一眼ではなく、最近導入したコンデジのRX100で撮ってみた。咳のしすぎで身体の痛むカノジョ氏もやってきた。
いよいよ園児たちを入れて、Mさんのコールでユザーンと勝井さんが登場。さらりとタブラとエレキ・ヴァイオリンで演奏を披露。園児たちは「うるさーい!」と騒いだりして、思わず二人は「ごめんね」と言って笑いを誘う。園児ウケするであろう、『となりのトトロ』の主題歌「さんぽ」を弾くと園児たちの自然発生的な合唱。それにしても、すごい豪華な演奏である。聴いている大人たちは思わず唸ってしまう。これほどまでにダビーな「森のくまさん」なんて唯一無二じゃなかろうかと思ってしまう。
昨夜、宴の席で急遽決まった絵本タイムへ。あの「川越ランデブー」を彷彿とさせるユザーンの穏やかな語り口と、即興で絵本の世界に合わせて音を紡いでいく勝井さんのエレキ・ヴァイオリン。再び、園児ウケするレパートリーでちびまる子ちゃんの主題歌『おどるポンポコリン』でも園児の大合唱が飛び交う。独特の世界観を持つタブラとエレキ・ヴァイオリンでこれだけ園児たちを引きつけることが出来るとは、プロフェッショナルとはこのことだなと思った。あと、園児の数名が、ユザーンのことを「『ヨルタモリ』でみた〜!」と言っていたのが驚いた。だって、あれ深夜に近い時間帯だぞ?後で気づいたが、保育園で記念撮影をするのを忘れてしまった。次回は忘れないよう、頭に叩きこまなきゃ。
保育園でのライブを終え、楽器の撤収から夜のライブ会場である地球屋へと送迎する。車に載った二人が開口一番「疲れた〜!」と思わず声をもらしていたのが印象的だった。やはり、普段のスタイルとは違うので、異なる面での疲労感もあるのだろうなと思う。数年前から二人が取り組んでいる養護学校での演奏が生きたとも話していた。
路肩に停め、地球屋へと搬入作業。かなり重たいPA道具もあり、Rさんにも手伝ってもらって本当に助かった。ここでもセッティング、リハーサルが行われたので、一旦ご挨拶をして、家へ帰る。
家へ帰ったらディスクユニオンで注文していたCDが届いていた。
Gladdy Unlimited [12 inch Analog]
- アーティスト: Gladstone Anderson
- 出版社/メーカー: Ernie B's Reggae
- 発売日: 2009/01/01
- メディア: LP Record
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汗をかいたのでシャワーをして、今日も呑むので徒歩で地球屋へ向かう。
まだ開場まで時間があったので地球屋の前のベンチで腰掛けていると、今日のライブに来ると思われる人の姿をチラホラ見かける。
ユザーンと勝井さんが出てきて、Mさんが話していた卵の入った蒲鉾が見たいというので戸尾市場を案内するが、すでに店じまいしていたのであまり案内することが出来なかったのが残念。防空壕なんかを見せれれば良かったのだけど。
開場間際には人だかりが出来ており、チケットのもぎりやCDの物販のお手伝いを急遽することに。紙に書かれた名前であったり、そうでなかったり、ドリンクチケットが箸袋であったりと、かなりアナログだけれど、カノジョ氏と友人のIさん、Rさんやお仲間の方、熊本からやってきたというユザーンファンの方や、母親など徐々に人が入って賑やかになっていく様子は楽しく、こちらのテンションも上がってくる。
昼の保育園ライブとは違い、二人の本来の世界が開放されたキレッキレの演奏、時折、昼にも披露した「森のくまさん」や「ミッキーマウス・マーチ」などの変化球を織り交ぜながら、ぐいぐい引きこんでいく。エフェクターの反響を駆使し、その場その場で放たれる音は二度と同じものはないのでは思われる。観客の拍手の大きさがその圧倒的な音に、思わず手を叩かずにはいられないというリアクションだ。理想を言えばオールスタンディングで踊れた方がよかったかもしれない。踊りすぎて大変なことになったかもしれないが。
終演後、それぞれのCDにサインをもらったり、記念撮影などもしてもらったり。打ち上げはそのまま地球屋で。健太郎さんが出すウチワエビの味噌汁に感動していい食べっぷりで平らげて行くのが、こちらも見ていてとても嬉しい気持ちになる。明日の長崎空港までのジャンボタクシーが満席なので送って行くので早めのお開きとなる。ユザーンはマッサージを希望されたので、Mさんがよく行く夜中までやっているマッサージ屋さんへ向かうタクシーのお見送り。それにしてもとても刺激的な楽しい一夜であったなぁ。
- アーティスト: U-zhaan,HIFANA,KAKATO (環ROY x 鎮座DOPENESS),Ametsub,ハナレグミ,DE DE MOUSE,坂本龍一,Cornelius,Babui,agraph
- 出版社/メーカー: Golden Harvest Recording
- 発売日: 2014/10/08
- メディア: CD
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この冬盤、値段が倍ぐらいするものの、購入した人の開封の儀を見せてもらったが、飛び出す絵本風になっていたり、紙のタブラやポスターetc…とにかく色んな物が入っいてパッケージメディアここ極まれりという充実した内容だった。