11月13日

無理を言ってカノジョ氏の仕事を切り上げさせて、福岡イムズホールでのサニーデイ・サービスのライブへ。

 

学生時代にあの青春を感じさせるサニーデイ・サービスの音と出会ってから、折にふれては聴き返したりする度に、まさに自分の青春とリンクしているようで(といっても、そんな輝かしい青春時代では到底なかったけれども)なんとも言えない感慨深いものがあるのだが、そんなサニーデイサニーデイを生で聴けるという特別な感覚はこみ上げてくるものがある。

 

去年、シエマでソロライブを聴いたときより、ふくよかになった印象の曽我部恵一、対称的に細身、しかしラーメン好きとして最近は名を馳せるベースの田中貴。今回はドラマーの丸山晴茂が体調不良により、初恋の嵐のドラマーである鈴木正敏と、オリジナルメンバー揃い踏みではなかったものの、MCなしで新旧織り交ぜながらタイトな演奏で、ただの懐メロバンドではないぞという、つよい主張を感じて胸が熱くなる。たしかに最新作『Sunny』の楽曲の良さもとても印象的だったもんなぁ。バンドスタイルで聴く大好きな「Now」や「サマー・ソルジャー」などは思わず口ずさんでいた。

 

俺の青春でもあり、カノジョ氏の青春でもあったサニーデイ・サービスをこうやって出会い、一緒に生で聴けるということに、冴えなかった青春時代の自分からするとすごいことだなと個人史に結びつけてしまう。それぐらいサニーデイ・サービスという存在は大きかったのだ。そしてこれからも共に歩んでいくんだろうな。

 

物販では曽我部さんのかわいいイラストがプリントされた手帳とバッジを購入。