11月2日(晴)

いつの間にか電話機の電源が入っていない状態だったので、ケーブルでも抜けたのかなと思い、コンセントを見たがケーブルは刺さったまま。何度か抜き差ししてもつながらないので、よくよく見るとケーブルのコードが一部、剥き出しになっているではないか!犯人はわかりきっている。そう、やつ(ネズミ)である。ハムスターを飼っていたこともあり、小動物は好きな方だが、さすがにこれ以上ほったらかしにすると被害がどんどん拡大していくので、ここは方針転換をして駆逐することを心に固く誓った。

 

経理事務所で、決算の話。

 

注文していた松尾修『坂道とクレーン』が届く。 

 

唐津くんちの初日である宵山へ。去年、子供の頃以来に、この宵山を観て感動したので、思わず、翌日行われたお旅所神幸にカノジョ氏を連れていったのだ。今年はこの宵山から観たいと思い、仕事終わりにもかかわらず連れ出すことにしたのだ。

 

交通規制と都合のいい駐車場が見つからず、ぐるぐると周った末に、去年に続き、ある大型チェーン店の駐車場に停めることにする。

 

普段はひっそりとしているであろう、狭い住宅街を提灯などで照らされた曳山と呼ばれる山車が駆けていく姿は幻想的で見応え抜群。曳山の夜の姿を見れるのはこの宵山だけであり、唐津くんちのはじまりを告げる意味合いもあるのだろう。

狭い住宅街だけでなく、大通りや角を抜けていく様子なども見どころの一つであるが、個人的に特に見応えがあるのはアーケードだろうか。アーケードの天井をすれすれに通って行くのはハラハラとさせる。曳山によって留まる曳山もあれば、飛龍のように駆け抜けていくパフォーマンスもあったり、それぞれ違う演出が楽しめるのも面白い。ばったりRITMUSの主人に出くわしたのに驚いた。ライフスタイルだけでなく、こういう地域の文化にも興味を持つという姿勢が素晴らしいなと思った。

 

曳山が唐津神社へと入っていくのに先んじて、人をかき分けて参道のいい場所をキープ。露店も入り、より狭くなった参道をどんどん曳山が入っていく様子もまた良い。

ずらりと並び、まるで駐車場のようにきれいにバック駐車して指定の位置に鎮座し、本日の宵山は終了。

 

露店では珍しく銀杏と椎の実の量り売りがあった。特にどんぐりにも似た椎の実は珍しかったので、炙ったのを注文して歩きながら食べてみる。しっとりとして、どこかピーナッツのような甘みを感じられる。身体に良さそうだなと思った。

 

チョコバナナかなにかを売っている露店の男が、「さ、大きなバナナ!最後に咥えていって!」とヤケになってるのか下ネタに走っているのは販促…じゃなかった、反則だと思った。

 

ずっと駐車場代わりに停めさせてもらったので、罪滅ぼしに客として益田ミリ『世界は終わらない』を購入。 そういうところは義理堅いのです。

世界は終わらない (幻冬舎文庫)

世界は終わらない (幻冬舎文庫)

 

佐世保に帰り、あまりにお腹が空いてきたので、どこかお店に入ろうと歩いていたら、いつもネタにしている某お店の看板をしげしげと見ていたら、カノジョ氏が何かを言ってるので、ふと振り返るとなんとその店の店主!

いつもFacebookなどでは勝手にウォッチしていたが、こうやってはじめて見るとは思いもよらなかったので、「良かったら来てください」という言葉もどこかに抜けていき、その屋号の如く時間が止まってしまった。あまりにも予期せぬ出来事にうまく応えることすらままならぬまま、ふらふらとお栄さんに逃げるように入り込む。

 

ファミマで食後のコーヒーを買い、ふたたびお栄さんの前を通ると、今日、Cafe&Bar LASTでライブのあったスモール・サークル・オブ・フレンズのメンバーとRさんがいて、短くなった前髪を見て「三戸なつめちゃんやろ!」と言われる。コスプレを知らないと前髪を切りすぎたように見られるのだなぁ。