12月3日

昨夜、また大きなケンカをしてしまう。ひょんなことがきっかけなのに大きなケンカへ発展してしまい、激情してしまう。抑制が効かない自分が恨めしい。

 

昼過ぎには出発し、アンドレス・ベエウサエルト&フアン・パブロ・ディ・レオーネジャパン・ツアー2015福岡公演へ。会場は母校の直ぐ側であるpapparayray。主催者は毎回素晴らしいアーティストを呼んでくれるRePublik:。冬とは思えないなかなかつよい雨で靴下までぐしょぐしょになり、テンションが下がるが、どうにか最前列に陣取る。

 

アンドレス・ベエウサエルトはアンドレ・メーマリ同様、終始楽譜のないまま見事な演奏に引きこまれ、音盤で聴いていたときはそこまでつよい印象で聴いていなかったフアン・パブロ・ディ・レオーネのフルートも加わり、繊細に、ときにダイナミックにと魅了され続けられる。フアン・パブロ・ディ・レオーネはフルートだけでなく、大きめのハーモニカやボーカル、ピアノとマルチ奏者ぶりを発揮。特にハーモニカは哀愁を帯びた切ない響きに胸を打つ。メンバーは少ないはずなのに音盤で聴いていたよりもアンドレス・ベエウサエルトの楽曲はより美しく響く。プロフィールによると国立大学で作曲を学んでいるインテリであり、音楽理論も習得した上でクラシック的であったりジャズやアルゼンチンの民族音楽的なアプローチも出来る。そんなすごい奏者を60人が定員のカフェで聴けるなんてなんて贅沢な時間なんだろう。すっかり多幸感に包まれた我々はすっかり仲直りしていたのであった。終演後にはサインと写真まで撮ってもらった。とても人の良さそうな笑顔が印象的であった。